満月は人の心に影響を与える?
2025.10.6
今夜は中秋の名月ですね。今年は満月より1日早いようです。
古来より、月は人の感情や行動に影響を与えると信じられてきました。近年の研究では、私たちの体内リズムや感情の波と深く関わっていることがわかってきたそうです。
夜空にぽっかりと浮かぶ満月。その神秘的な光に、なぜか心がざわついたり、逆に穏やかな気持ちになったりした経験はありませんか?

2024年9月27日(中秋の名月)
月の満ち欠けの周期は約29.5日です。これは、女性の月経周期やホルモンバランスとも近く、体内リズムと呼応しているとも言われているそうです。
「満月の夜は眠りが浅くなる」、「なんとなく落ち着かない」と感じる人が多いそうですが、夜が明るくなる満月の頃に睡眠の質が下がるという研究結果もあるそうです。
心理学的には、月明かりによって眠りが浅くなることが、情緒の不安定さやイライラ、集中力の低下につながると考えられるんだとか・・・
そういえば子どもの頃、満月の夜に影踏みをした経験があります。それほど明るいんですね。
曇り空でも、雲間から見える月明かりはかなり明るいです。

雲間から見える満月
一言で「満月」と言っても、様々な表情を見ることができます。
満月の頃の月の出は日没と同じ頃になりますので、まだ明るい東の空に見えることもあります。

日没前の満月
皆既月食の際には、赤い満月を見ることができます。

2022年11月8日(皆既月食)
科学的な根拠はまだ明確になっていないようですが、満月が心身に影響を与えるという考えは、古くから語り継がれてきました。
満月は、単なる天体現象ではなく、私たちの体内リズムや感情の波とも深く関わっていると考えると、眠れない夜も、「月のせいかもしれない」と、少し心が軽くなるかも。
満月の夜は、月のリズムと寄り添いながら、自分の内面に耳を傾けてみませんか。